演奏活動をしていますが、大きい音や高音に雑音が混ざります。(38歳・女性)

HOME > 患者さんとの広場 > 耳鳴りについてのご質問

演奏活動をしていますが、大きい音や高音に雑音が混ざります。(38歳・女性)

質問

大きい音や高い音を聴いた時に「ザーッ」という雑音が混ざる感じがします。12歳からずっとクラリネットを吹いており、常時吹奏楽団や オーケストラに属しています。初めて雑音を感じたのは15歳の時で、トランペットの音に混ざって「ザーッ」という音を感じました。次は22歳の時でスピーカーからの大音量で同じ症状が起きました。どちらもその時だけだったので気にも留めず忘れてしまいましたが、ここ何年か時々感じるようになり、この2週間は特にひどくなりました。キャパシティのせまいホールでオーケストラを聴いたときや、せまい部屋で演奏をして近くの人の出す音に雑音が混ざるようになりました。
一度症状が出るとしばらく同じ状況下で症状が続きしばらくすると治ってしまいます。雑音が混ざるのはいつでもというわけではなく、自分がオーケストラの中にいるときにはなったことがありません。先ほど述べましたようにここ2週間は近くで演奏する人の他に、自分の音の高音部でも雑音が生じます。体が疲れているのもあったので2日ほど静かな環境で暮らし、クラリネットも休んでいます。 このまま進行すると演奏活動に支障をきたし、非常に困っています。治る方法があればぜひ治療したいと思います。ちなみに4,5年前に耳鼻科に行ってみましたが うまく伝わらず耳鳴りの一種で治療方法はないと 言われてしまいました。本当にそうなのでしょうか?ぜひアドバイスをお願いいたします。


返答

大変難しい問題です。音楽家の難聴感、耳鳴りは微妙な感覚のために、通常の検査法では正常になってしまうことが多いからです。耳は特徴的に調子が悪くなると、音の変化や急な大きい音に敏感になります。これは補充現象といいます。疲労やストレスでも補充現象が陽性になりやすい人は耳の違和感を訴えます。まず、正確に聴力検査をして、難聴の部分がないかどうか、また内耳障害を来たしていないかどうかを検査します。治療法はないと言うわけではありませんが、現在の耳の状態をよく理解して、補助的にビタミン剤や耳の循環改善剤、時には安定剤などを使用するのもいいと思います。是非1度受診してみてください。